今回は子どもの歯科矯正についてです。
わが家の子どもは4人とも歯科矯正をしています。
(現在は小5の長女が終了し、小3と小1双子の3人)
どうして小学生で4人とも歯科矯正をしているのか、
そのきっかけや費用、治療方法、痛みはあるのかどうか
についての我が家の経験を書いていきたいと思います。
以下の内容は、全て行きつけの歯医者さんに聞いて、自分でメモしたり、説明冊子を読みこんで書いた記事になります。
歯医者さんによって異なる点もあると思いますので、必ず自分の行く歯医者さんに相談してくださいね😄
きっかけ
歯科矯正のきっかけは、
色々な歯医者さんに何度も指摘されたからです。😥
転勤族であったため、
歯医者さんが今までに6~7か所くらい変わっています。
その行く先々で長女(2歳の時から)はいつもこう指摘されていました。
このままいくと将来、矯正の必要が出てくると思います
実際に、長女は友達と比べてもあごが小さく、
乳歯の時点で隙間なく歯が生えていました。
せんべいなどの硬いものを食べさせていたけれど、
あごは広がりませんでした
毎晩、歯磨きやフロスをしても虫歯が多かったです。😓
また次女や双子も同様の指摘をされ、
あごの小ささ、前歯の突出や受け口など、歯に何らかの問題が。。。
ほっといても治るのかどうか不明です・・・
でも4人分って高額な費用がかかる。
どうしよう。
と思い悩んでいました。
顎(がく)顔面矯正とは
そんな中、たまたま知った顎(がく)顔面矯正という小児歯科矯正。
転勤先で新しく行った歯医者さんが行っていて、オススメされました。
顎顔面矯正?初めて聞いた言葉です。
顎顔面矯正とは、どんなものなの??
先生に聞いた内容をまとめてみました。👇
顎顔面矯正について | |
開始年齢 | 理想は5~7歳(10歳過ぎてもOKの所も) |
終了年齢 | 小学校高学年~中学校低学年(永久歯の生えそろう時期) |
装着期間 | 1つの装置につき、長くて1~2年(状況に応じて装置を何個か作成) |
来院期間 | 1~3か月に1度 |
治療の目的 | あごの発育や歯に問題があるところを、矯正装置を付けて正常に戻す |
治療の方法 | あご(顎)の骨がまだ柔らかい時期に、矯正装置を付ける。矯正装置とこれからのあごの成長を利用して、あごを正常のサイズに広げたり、正しい位置に歯が生えるよう導く。 |
費用 | 40万円前後 |
保険適用 | 自費のため保険適用外(しかし医療費控除の対象になるケースがほとんど) |
装置を付ける位置 | 歯の内側に付ける(外から見ると矯正中だと分かりにくい) |
顎顔面矯正だけで矯正終わり? | 1期治療(顎顔面矯正)と2期治療(永久歯に行う歯列矯正:別料金)がある |
1期治療と2期治療の違いは? | 1期治療(顎顔面矯正)であごの骨のバランスや大きさを整える。必要があれば2期治療(歯列矯正)で歯の位置を整える。 |
抜歯 | 抜歯は無し。1期の顎顔面矯正をしても歯がキレイにそろわなかった場合、2期の歯列矯正で抜歯をすることがある。しかし、顎顔面矯正を行うことで、抜歯の可能性を低くすることができる。 |
その他のメリット | 鼻呼吸になったり、猫背が治ったり、健康面でも改善される部分がある |
私は、いったん家に説明資料を持ち帰って読んで考えましたが、
心の中ではほぼ即決でした。
やはり費用が想像より安いかったからです。😄👇
合計:400,000円
・レントゲンでの撮影費:10,000円
・矯正代:390,000円
※矯正代金がもう少し安い代わりに、
毎月調整費として約3,000円~の支払が発生する歯医者もあるようです。
顎顔面矯正のみは30~40万円台のようです。
また、2期治療(永久歯に行う歯列矯正)のことも説明されましたが、
わが家は子どもが4人。
顎顔面矯正だけでも 40万×4人=160万円で高額です。
それだけでもキツイのに、別料金の2期治療って・・・。
おそるおそる
と聞いたら、先生が
あごの発育を正常にし、歯の生える場所を作るの(1期治療)だけは今やってあげて、
歯の見た目の並び(2期治療)は、大人になってからでもできるので、
必要があれば、大人になってから本人に自分のお金でやってもらいましょう!😜
という感じだったので、ほっ!
これ以上お金は出せないので、胸をなでおろしました。
その他、今よりあごが広がることによるメリットとしては・・・
猫背が治ったり、鼻呼吸がしっかりできるようになったりと
本来の体の機能がより発揮されて、
健康面でいい面もあるようです。
・・・支払はもちろん分割(手数料なし)で、顎顔面矯正を始めました。😄
治療方法
わが家の子どもがやっている治療方法を順を追って記していきます。
レントゲンで撮影(どのような生え方をしているか確認)
先生からの治療方針の説明
上の歯用の矯正装置(拡大装置)の作成(自分の歯形を取り、歯にあった拡大装置を作る)
上の歯に拡大装置を装着
1日1回装置を回して広げる(1~2か月程度)
最後まで広がったら装置を固定し、キープ
- 下の歯用の装置を作成(自分の歯形を取り、歯にあった装置を作る。下の歯には、アームで自然に広がっていく回す必要のない装置)
下の歯に装置を装着(2か月程度)
上の装置と下の装置を両方はずす
- 大人の歯の生え方を確認しながら治療や様子見(必要があれば装置を作って入れる)
おおまかにいうと、
写真のような拡大装置をまず上の歯につけます。
装置の真ん中あたりの小さな穴に、写真のような細い針金を差し込んで、1回回すと、矯正装置が広がります。
それを1ヶ月くらい毎晩家で親が行います。
下のあごもそれに伴って自然と広がりますが、
下にも写真のような装置を付けて、下の歯も正しい位置へ生えるよう導いていくようです。
※子供の口の写真で失礼します・・。🤣歯についている青いものは、歯と矯正装置の隙間を埋めるボンドみたいなものです。
※ちなみに進捗ですが、小3次女は10か月矯正に通っていますが、
今は治療法の10番(大人の歯の生え方を確認しながら治療や様子見。必要があれば装置を作って入れる)です。
小1双子は半年くらい通っていますが、今は8番(下の歯に装置を装着、2か月程度)です。
※上のあごを広げると、やはり顔立ちが変わります。
4人とも皆、口周りがだけが大きくなっていきます。
(口周りだけ先に大人のようになると先生からも言われました)
しかし我が子達はあまり気になっていないようですし、
親から見てもあまり気になるものではないと私は思います。😄
痛みやデメリット、対処法のまとめ
想像より料金は安くすみそうでしたが、実際に矯正をするのは子ども本人。
矯正には、痛みや不便さを伴います。
最初に、子どもに説明をしなければなりません。
あごを広げて歯並び良くして、虫歯を減らすために、がんばろうね。
と言いました。
しかし装置を付けるとどうなるかよく分かっていないまま、矯正を開始しました。
さらに装置を入れて慣れるまで2~3日は
「痛い。痛い。😥」と言っていましたので、
痛み止め薬が処方されるので、飲ませていました。
ご飯もうまく食べられないので、苦戦していました。😫
だいたいどの子も矯正装置を入れることで、下のようなことが起こったので、
対処法とともにまとめました。
矯正装置を入れた後に起こったこと ( )は対処法です。
・慣れるまで2~3日程度痛い(痛み止め薬が出るので飲ます)
・ご飯が食べにくい(小さく切る・給食など量を減らす)
・上あごと装置の間食べ物が詰まる(歯間ブラシで押して出す)
・今までよりしゃべりにくい(慣れるまで待つ😅)
・口内炎ができる場合がある(口内炎の薬を塗る)
・顔立ちが変わる&口周りが大きくなる(対処法なし。このご時世はマスクで隠れる)
装置を付けて数日は、食べ物は小さく切ったり、
給食はいつもより減らして食べたりしています。
最初の1か月は、装置との隙間に食べ物がよく詰まるので、
歯間ブラシで取ることも多かったです。
言葉も今までのように話せなくなるので、しゃべりにくそうでした。
しかし、4~5日するとすっかり慣れて、
痛みも感じなくて、しゃべりも普通に戻ります。
子どもの順応は早いです。😃
顎顔面矯正、長女の結果
実は長女は転居のため、1年半くらいしか顎顔面矯正ができませんでした。😥
歯の装置は上の歯は2回作成し、下の歯には1回作成して入れました。
(転居の予定が立っていたため、
矯正前に歯医者さんに伝えたら、矯正代を少し安くしてもらえました)
それでもあごが広がり、歯もほとんどキレイに並んでいて、
転居先で行った顎顔面矯正をやっている歯医者さんに、
さらなる矯正(2期治療など)が必要かを相談をしましたが、
「矯正は特にしなくてもよい」と言われました。
親としても、虫歯もほとんどないですし、
見た目も整っているので、これでOKだと思っています。😍
他の子も顎顔面矯正
長女が顎顔面矯正で矯正完了できたので、
下3人も顎顔面矯正を希望していましたが、
転居先の近くには顎顔面矯正の歯医者はありませんでした。
(一応どんな矯正なのか詳しく聞きたいと思って
近所の顎顔面矯正でない小児矯正をしている歯医者さん2軒に、
説明を聞きにいきましたが、
顎顔面矯正に比べると費用が高くて(1人60万円~)、
我が家では支払いはムリでした~~😥)
今現在、下の子3人は
他市で見つけた顎顔面矯正に通っています🚙
少し遠いですが、
今はもう1~2か月に1回程度なので(装置を入れる前後はもっと通う)、
そんなに大変じゃありません。😄
歯の定期検診、学校で虫歯の紙をもらってきた場合は
近所の歯医者さんに行っています。
どちらの歯医者さんにも事情を伝えると
連携を取ってくれるように対応してくれました。
矯正中の子ども達は、装置にも慣れてきましたし、
矯正の成果も出てきて、
あごが広がって歯もきちんと並んできています。
長女以外はまだ矯正中で、今後どうなるか分かりませんが、
下3人も矯正やってよかったなと思っています。
今後も、顎顔面矯正の進捗をアップしていきたいと思います。😁
はじめにも書きましたが、以上の内容は、全て行きつけの歯医者さんに聞いたり、自分で体験して書いた記事になります。
歯医者さんによって異なる点もあると思いますので、必ず自分の行く歯医者さんに相談してくださいね😄
長文お読みいただきありがとうございました。
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